会津若松「祈りの里会津村」観音像マスク装着プロジェクトに参加
4月上旬にクライミング・ワークス様より唐突な電話。「今年2月の福島沖地震により損傷した観音像」「修繕工事が5月より始まる」「その工事が終わると同時に観音様にマスクを装着したい」「ただ震災復興とコロナ終息を願っての自発的なプロジェクトなので協賛を前提として参加して欲しい」
コロナの早期終息への願いは自明の事。弊社静岡工場は南海トラフ地震の被災想定地域。以前から被災地に向け何かできないかと構想していた。有り難い提案。参加を即答した。
早速各社に事情を説明し技術協力や資材提供を打診。ほぼ前代未聞のマスク作成ゆえに相当高いハードルを要求したが1社たりとも拒む事なく全ての企業が協賛を快諾し完璧に応えてくれた。技術も誇りも高いメンバー達だ。
株式会社GーPlace 形状設計・強度計算
ナカダ産業株式会社 スレ防止用の内側ネットの供給
株式会社弘和 補強用シートなど縫製用資材の供給
川口細巾織物株式会社 固定用ラッシングベルトの供給
株式会社薩摩 インクジェットで着色した外側メッシュの供給
株式会社motto看板 現地プロジェクト案内看板の作成
装着当日は新聞・テレビなどのメディアが大挙して取材に訪れた。予想通りマスクの装着方法に注目が集まる。当然我々制作側の事はほとんど採り上げられなかった。それでも良い。被災地の平穏とコロナの早期終息がメンバーの願い。この想いが届きますように。
マスクを外せるその日が来たら皆でコッソリ祝杯だな